舞妓体験処 ぎをん彩のメイクオタク園がご紹介する和化粧の世界【白塗り編】
舞妓体験処 ぎをん彩のメイクオタク園です
私はぎをん彩でお仕事をするまで美容部員をしていたのですが、初めて和化粧のメイク道具に触れたときは普通のメイク道具とは違うのでとても戸惑いました
まず「水化粧」と言われるように、ファンデーションとして使う白塗りも、紅も水で溶いて使います。
その扱いの難しさにもとても苦労したのを覚えています
私が和化粧を教えてもらったのはたった1回だけ(道具の使い方メイン)
あとは、独自で試行錯誤しながら「お客様に美しい和化粧をしてあげたい」という思いで今のやり方にたどり着いたわけです。
今回はぎをん彩で舞妓さんのお化粧をする時に使うアイテムをご紹介しつつ、和化粧の世界について語ります
書いていたらすごーく長くなってしまいましたので、今回は
「白塗り編」にします。
和化粧のベースメイクになる白塗りアイテムたち。
ぎをん彩では、三善(ミツヨシ)という舞台化粧の道具を扱うメーカーのものをよく使います。
練白粉(白塗りの中でファンデーション的なアイテム)は質感や色の発色に応じて
3種類使っているんです
これはメイクスタッフたちのこだわりで、メーカーによっても白さの発色具合や塗った時の質感、透明感の違いがあるので、それぞれのメーカーの良いとこどりをするために
独自にMIXして使っているんです
そして、お隣に写っている緑色の文字の平べったい子が、白塗りの化粧下地として使う
鬢づけ油です
白塗りを美しく仕上げるためにとっても重要なアイテムで、ほぼ油分の入っていない白塗りを肌に密着させてくれるだけでなく、汗をかきやすい時期も塗った個所に汗が出にくくしてくれる優れもの。
この鬢づけ油の量や塗り方によって、仕上がりに違いが出るのです
白塗り歴17年の私がいつも伝える教訓が
「適量」です。
一番ダメなのが、量が多すぎること
鬢づけ油の量が多すぎると、練白粉がヨレやすく、たくさん密着しすぎて厚塗りになり、乾燥したパサパサした仕上がりになってしまいます。
この「適量」をつかむまでが長くかかるんですね~。。。。
次は、練白粉を水で溶いて使うのですが、ただ水で溶いて使えばよいのではなく、しっかり溶いて肌の状態に合わせた水加減にする必要があります
この水加減も、水分多めが良いスタッフ、とろみがあるほうが良いスタッフと、スタッフによって様々
刷毛で塗るのも、その塗り方で仕上がりが変わるので、スタッフそれぞれでこだわりがあります
そして、動画ではパタパタパタと簡単そうに見えるパフで水分をとってなじませる工程も、実はかなりのハイレベルゾーン
水分をとりつつ、きめ細やかになじむようなパフ使いは、最初パフを持つことすら上手くいかずで、「なんだこりゃー」となるポイントなのです
パフ使いで大事なポイントは、スピードと水分を取り過ぎずにきめ細やかになじませること
と、、、、白塗りだけでも色々なこだわりがあって、
スタッフそれぞれで理想な仕上がりがあるんです
園がずっと理想としているのは「透明感があって艶感のある白塗り」です
↓こちらのYouTubeでも園と高沢が白塗りについて、あーだこーだとゆるく話しておりますよ(笑)
白塗りが良い状態で仕上がると、色の発色も良くなり、さらに美しく見えるんです。
いや~本当に白塗りは奥が深い
手前味噌ですが、世界中から色んな肌質のお客様がお越しいただくぎをん彩スタッフの白塗り技術はとてもハイレベルなんじゃないかな、と思います
顔を白くすることに抵抗がある方もきっと多いとは思いますが、白塗りって普通には絶対できない経験なので、是非体感して欲しいなぁ~と思う園なのです。
長々と書き連ねましたが、、、、和化粧の美しさの一番のポイント「白塗り」について語りました
また次回のブログで他のアイテムもご紹介しますね~
ぎをん彩のyoutubeでは主に舞妓さん・芸妓さんのお化粧動画や近隣の観光案内をご紹介しています♪
ご来店の参考にご活用くださいね(^^♪
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