舞妓体験処 ぎをん彩のメイクオタク園です(*^_^*)
舞妓のメイクって、白く塗るからみんな同じような感じになるんじゃないの?
白く塗るから、バ〇殿とか小梅〇夫みたいにならない???
などなど、、、、
舞妓さんの和化粧は白く塗る時点からして、不安なことだらけなお化粧なのですが。。。。
私は15年この和化粧にのめり込んでいる理由の1つは、それを払拭したい!!!なのです。
和化粧でも、ちゃんとキレイに、美しく、そしてなりたいイメージになれる!それには理由があるんです。
ということで、今回のブログは白塗りをする和化粧だけでなく、普段のメイクにもとっても大事なポイントについてご紹介します♡
それが、タイトルにもある、メイクでキレイになれるポイントは、パーツの美しさではなく、全体のバランスということです。
私がいつも新人スタッフを教育する上で、最初の段階から何度も伝えているのは、パーツを仕上げることに夢中になるのではなく、
全体のバランスでどう見えるか?を意識してメイクを仕上げること。
(これは、カツラのセットや着付けにも共通する大切なこと!)
全体のバランスが、いわゆるその人のお顔にとって黄金比率になれば、だれが見ても「可愛い」「キレイ」と言ってもらえるメイクに仕上がるのです。
黄金比率といっても文字で説明するだけでは、分かりづらいと思いますので、お写真で一例をご紹介していきますね。
①下の2枚は全く同じモデルで、左側が黄金比率メイク、右側は、、、、そう眉毛太すぎな例です。
いや、決して眉毛が太いのが悪いのではないのですが、
メイク全体のバランスとして、そして舞妓さんらしい笹眉を理想とするならば、
右側は眉毛の太さが太すぎるのです。
なので、ちょっと野暮ったく見えませんか?
※右側は左の眉毛をそのまま太く加工しただけなので、色味などの質感もそのままで太くしただけなのですが、それだけでも見え方が全く変わります。
②次は、左側は黄金バランスメイク、右側は、、、、眉毛上げ過ぎな例です。
どのようなイメージに仕上げたいかにもよりますが、
舞妓さんの眉毛はどちらかというと儚げな可愛らしいイメージに仕上げたいので、あまり角度をつけ過ぎない方がよいかなと思います。
③左側が黄金バランスメイク、右側は目頭の切開ライン(目頭側にアイラインを少しだして描くアイライン)なしの例。
どちらもOKなのですが、この舞妓さんのモデルになってくれているメイクスタッフの小縄は目と目の距離が離れているのが気になっていたので、
目頭切開ラインも入れてあげる方がお顔全体が引き締まって見えます。
右側の切開ラインなしでも、可愛らしい幼い表情になりますね。
こういう違いはお客様もなりたいイメージに合わせてスタッフが入れるか入れないかは判断しております。
④左側が黄金バランスメイク、右側は唇がぽってりな例。
この違いもお客様の唇の形やなりたいイメージによりますが、舞妓さんのお化粧は唇はやや小さめに描く方が可愛らしく見えます。
右側のほうがより色っぽく見えますね。
唇のボリュームもお客様のなりたいイメージやコンプレックスなどに合わせてスタッフがバランスを考えます。
いかがでしたか?
上記はほんの一部の例で、メイクスタッフによっても、お客様に施すお化粧の黄金バランスがそれぞれの特徴があります。
なので、そこにスタッフのセンスがあらわれますね(*^_^*)
舞妓さんのお化粧は正解が分かりにくいとは思いますが、安心してぎをん彩スタッフにお任せいただければ嬉しいのです♪♪